時々、元フジテレビアナウンサーだった長谷川豊さんのブログ「本気論本音論」を見ているのですが、過激すぎる表現があったりヒヤヒヤする部分もあるものの、全体的にあの歯切れの良さとテレビ局の社員であったけれど今は違う(フリー)という立場からの意見を、歯に衣着せぬトークで展開していくので、面白おかしく読んでいます。

何となく著書も気になり始め、今回二冊読んでみました。




長谷川さんはブログでも「メディアリテラシー」のことをよくよく題材にしています。端的に言えば、情報番組で流されることを全て鵜呑みにするのではなく、その真偽をきちんと自分で考え判断するということなのですが、いかに今までよく言えば「素直に」ニュースを見ていたのかがわかります。

これだけ情報があふれている中で、真相は一体どこにあるのか、判断するのはとても難しい。ただし、どうしてこうなったのか、誰が得をするのか、それを考えるだけでもニュースや情報の見え方は違ってくるということです。
この本では、テレビ番組の「やらせ」についても言及しており、番組打ち切り騒動にまで発展した「ほこ✖️たて」についても細かく書かれています。これを読み解くことにより、他の番組の見方もかわってきます。
本書では、主に受け取る側(視聴者)に立って書かれており、逆にテレビとテレビ局の在り方について書かれているのが、



です。

テレビの「やらせ」についても書かれており、重なる内容が散見されますが、どちらかというと今視聴率に右往左往し、ネットの口コミにも左右されるようになってしまったテレビ局・テレビ番組の凋落ぶりについて書かれています。テレビが面白くなくなった要因、どういうテレビ作りが求められているのか。視聴者とテレビとネットとの関係などなど、フジテレビの裏側、アナウンサーの実情などとともに興味深く描かれています。

偏った報道がされていても、今では気にすることもなく、気づけば好きな俳優やアーティストを取り上げる番組にチャンネルを合わせてしまっている。テレビで大げさに強調されていることはいつの間にか刷り込まれ、あたかも自分が望んだかのように錯覚する。
それでも昔のように、ただ付けっぱなしにしておくということがなくなり、たとえテレビでなくても画像や映像は様々なコンテンツから受け取ることが可能です。自分から「選び」「わざわざ見に行く」ことが日常化すると、流れてくるものに対する評価はやはり厳しくなっていきます。

ドラマがつまらない、バラエティーはどこも一緒・・・批判するのは簡単ではありますが、テレビ大好き
っ子からすると、テレビは面白くあってほしい。
人気のあるものをただマネするのではなく、各局の独自路線を発揮してくれるからこそ、チャンネルを変える意味がある・・・と思う。

ちょっとテレビの裏側を覗く・・・ぐらいの意識で読むとちょうどいい。思い切った言葉が並んでいて、清々しい二冊です。